【質問】施設入居時の身元保証人について教えて下さい。
相談者 大田区 80代 女性M様
現在、自宅から老人ホームへの住替えを検討しています。施設側から入居に際して身元保証人を立ててほしいと言われています。主人に先立たれ子供もおりませんので身内と言えば年老いた姉だけですが姉は数年前から認知症で施設に入居しており身元保証人を頼めるような状況ではありません、このような場合どうすればよいのでしょうか?
【回答】
M様のご相談に限らず、超高齢化社会と核家族化により高齢者のみの世帯が増え、最近ではご本人が老人ホームなどへ入居されるときに身内で保証人などをお願いできる相手が居なくて困ったという話を良く聞きます。このような場合、第三者の保証人ということになりますが、身内でも中々保証人をお願いするのは気が引けるという方が多い中、第三者に保証人をお願いするのはさらにハードルが高い事のように思われます。
このような場合、最近では事業として身元保証を行なっている事業者があります。当然有償にはなりますが、お金を払えば気兼ねなく身元保証人をお願い出来ます。その場合、将来ご本人が認知症になってしまった場合や、死後の事務などについても契約で定め、行政書士や司法書士などの専門家が関与して公正証書で契約書を作成するケースが多いようです。
運営事業者も士業の団体から民間企業まで幅広く、現在は規制する法律などもないため玉石混合の状況です。利用される際はよく契約内容や料金設定お客様から預かったお金の管理方法などを確認して事業者を選定される事をお勧めします。