前回のblog記事で、遺言書がある場合の相続手続きについてお話しました。今回は遺言書が無い場合はどのような手続きが必要かについてお話したいと思います。ご家族が亡くなり相続が発生した場合、法的に有効な遺言があれば、原則、遺言で指定された内容に基づいて相続が行われます。遺言が無い場合、まず行わなければな…
【質問】曽祖父の代から続く家業の寿司店を営んでいます。息子が二人おりますが長男は大学を出て大手企業のサラリーマンになりました。その後、結婚して数年前に自分の家も手に入れて家族で生活しています。次男は高校卒業後、家業を継ぐため、寿司職人の修行に出て昨年、修行を終えうちの店を手伝ってくれておりますが未だ…
身近なご家族が亡くなった時、あなたはどうしますか?日本は超高齢化社会を迎えており、内閣府発表の統計資料では、2060年には75歳以上の方が人口の約27%を占め4人に1人が75歳以上ということになるそうです。当然、今後ご家族が亡くなり相続手続きをしなければならない状況に直面する方も増える事が予想されま…
【質問】先日、母が亡くなりました。実家に行って遺品の整理などをしておりました所、タンスの引出しから自筆の遺言書が2通出て来ました。一つは平成26年4月1日付で、自宅土地建物は兄に、預貯金は私にという内容でした。もう一つは平成27年10月7日付けで兄に全ての財産を相続させるという内容でしたこの場合どの…
先日のニュースで、東京23区内で死亡した単身の高齢者の数が昨年、初めて3000人を超えて、統計を取り始めた13年前の2倍以上に増えたと報じていました。男女別で見ると男性が63%、女性が37%で男性の比率が比較的高いそうです。このような孤独死のケースで身寄りがないなど、ご遺体の引き取り手がない場合、区…
親はいくつになっても子供の事が可愛いものです。ですから生前贈与で親が子供の住宅取得資金を援助する話は良く聞きます。相続税を計算する場合、税法上、相続発生3年以内の生前贈与については相続財産に持ち戻して(計算上一旦戻して)計算しなければなりません。しかし、それ以前の贈与分については既に贈与税を納付して…
先日、法務大臣の諮問機関である法制審議会の民法部会は21日、相続で自宅退去を迫られる可能性のある配偶者の居住権確保などを柱とした中間試案をまとめたというニュースが報じられました。中間試案の内容を見てみると、遺産分割協議中も配偶者が無償で自宅に住み続けられる「短期居住権」、自宅の所有者が変わっても安価…
【質問】数年前に親が亡くなり世田谷区内の実家とその他不動産、預貯金などを相続して、相続税を約3000万円程支払いました。私には持ち家がありましたので実家に住む予定も無く、空き家の状態で何となくそのままにしています。最近空き家問題が良くTV等で取り上げられていますが何か問題はありますでしょうか。 相…
最近はTVドラマなどで相続をテーマにしたものを良く見かけるようになりました。しかし、こと、相続の話に関しては実際の事例の方がTVドラマよりもはるかにドラマ的な内容のケースが多々あります。例えば、今年1月、数年前に亡くなった資産家女性Aさん(当時97歳)が遺した「一切の財産を家政婦に渡す」という内容の…
【質問】最近終活ブームでTVや雑誌などで遺言書の事が取り上げられていますが遺言書を書くメリットを教えて下さい。 相談者 藤沢市 70代 男性 G様 現在、妻と二人で年金暮らしです。サラリーマン生活で定年まで勤め上げ定年退職後退職金の一部を株や不動産などに投資して年金の足しにしています。子供が…