2012年に日経リサーチが50歳以上の既婚者に対して行った相続に関する意識調査(以下、同調査という)によると、これまで相続財産を受取った経験があると答えた人は39%で相続経験者は約4割、残りの約6割の人は相続未経験者であることが解りました。 以前相続業務で、90代の男性から亡くなった奥様の相続…
賃貸と売買どちらが良いか?老人ホームなどへの入居に際して、自宅の売却を検討されているお客様に良く聞かれる質問です。自宅を売却しなければ決定的に入居資金が足りない方でしたら考える余地はないのでしょうが、入居金は自己資金でまかなえるけど、入居後の利用料や生活費、医療費などの負担を考えると少し余裕をもって…
皆さんのお宅のお隣との境界ってどうなっていますか?ブロック塀、板塀、生垣・・いろいろな境界の区切り方があると思います。 お隣同士の境界をめぐるトラブルは不動産売買の現場で、非常に良く耳にする話です。例えば、お隣との境界が元々板塀で仕切られていました。ところが、長年の雨風で板塀が腐って来たので、…
最近良く相続が争いになってしまうことを揶揄して「争族」などと言われたりします。 それまでとても仲の良かった家族が親の財産をめぐって争いになり、その後も疎遠になってしまうのはとても残念な事です。 私も、普段、遺言書を作成したり、遺産分割協議書を作成したり、不動産の相続対策のご相談を受けたり…
2020年、東京オリンピックが開催されます。 普段、お年寄りとお話をしていると「何とか生きているうちにオリンピックをその目で見たい」という声を良く聞きます。 前回、1964年に開催された東京オリンピック、私はまだ生れていませんでした。その前回大会の開催を実際に体験されている皆さんです。当…
法務省の在留外国人統計によると2014年6月末現在、日本に居住する在留外国人の数は約206万人、外務省の海外在留邦人数統計(平成24年速報版)によると海外に居住する日本人の数も約118万人となっています。 行政書士の業務には相続関連の業務や許認可関係の業務だけではなく、入管申請取次業務などもあ…
行政書士は遺言や相続の専門家であると共に、許認可の専門家でもありますので、今日は許認可と相続について考えてみたいと思います。 各種許認可を受けて営業している方が、万一亡くなった場合、その営業権などの相続はどのようにすればよいのでしょうか? そのような許認可を伴う営業権などを相続する場合、…
最近、親から実家を相続された方からのご相談が増えています。一昔前に比べ現在では核家族化が進んでいますので、相続の時点ですでにマンションなどを購入して持家があり、相続した実家には住まないのでどうすれば良いか?というお話を良く聞きます。 このようなケースで、子供が非同居で持家ですと、「小規模宅地特…
ご夫婦で老人ホームに入居されて、入居時に、ご主人の預貯金や、ご主人名義の自宅を売却したお金で入居金を支払いその後ご主人がお亡くなりになった場合のお話です。 このようなケースで、ご主人の支払った入居金が生前贈与にあたると税務当局に認定され国税不服審判で争った事例があります。 そのケースでは「施設…
最近、良くニュースなどで「空き家問題」という言葉が出てきます。 私も、最近街中を歩いていると空き家が沢山あるなぁと感じる事があります。 空き家になっている理由は様々です、所有者が老人ホームに入居後に空き家になっているケース、親が亡くなって相続になり遺産分割が上手くまとまらなくて売る事が出来ない…