高齢者の自宅売却のお手伝いをしていると、認知症などでご本人の意思能力に問題は無い場合でも、お体が不自由で契約や決済の場にご本人が立ち会って頂けないケースも多々あります。その場合売買契約の締結や残金決済のときにお子様やご親族など代理人の方に代わりに立ち会って頂いたり、あるいは売主様、買主様は動かずに持…
空き家対策を進める特別措置法が平成27年5月26日に完全施行されました。これに合わせ、国土交通省は、周辺環境に悪影響を及ぼし撤去命令などの対象となる「特定空き家」の判断基準を示しました。 同省が市町村向けに公表したガイドラインによると、著しく傾いているなど建物自体の問題に加え、良くワイドショー…
皆さん、「おしどり夫婦」といえば仲の良い夫婦の代名詞ですよね。辞書で調べると、「夫婦などの男女がむつまじく、いつも一緒にいること。また、そういう男女のたとえ。」などと書いてあります。 その昔、オシドリのつがいの1羽を捕らえてしまうと、残ったもう1羽がいなくなった相手を思い続け、挙句の果てに死ん…
3大都市圏の特定市において、その相続財産の中に生産緑地地区の指定を受けている土地がある都市型農家にとって相続の問題は非常に頭の痛い問題です。 もし、相続が発生したときに営農を継続する農業相続人がいれば相続税の納税猶予の手続きを行い、農業投資価格による評価(東京都でも10アールあたり田:900千…
2012年に日経リサーチが50歳以上の既婚者に対して行った相続に関する意識調査(以下、同調査という)によると、これまで相続財産を受取った経験があると答えた人は39%で相続経験者は約4割、残りの約6割の人は相続未経験者であることが解りました。 以前相続業務で、90代の男性から亡くなった奥様の相続…
賃貸と売買どちらが良いか?老人ホームなどへの入居に際して、自宅の売却を検討されているお客様に良く聞かれる質問です。自宅を売却しなければ決定的に入居資金が足りない方でしたら考える余地はないのでしょうが、入居金は自己資金でまかなえるけど、入居後の利用料や生活費、医療費などの負担を考えると少し余裕をもって…
皆さんのお宅のお隣との境界ってどうなっていますか?ブロック塀、板塀、生垣・・いろいろな境界の区切り方があると思います。 お隣同士の境界をめぐるトラブルは不動産売買の現場で、非常に良く耳にする話です。例えば、お隣との境界が元々板塀で仕切られていました。ところが、長年の雨風で板塀が腐って来たので、…
2020年、東京オリンピックが開催されます。 普段、お年寄りとお話をしていると「何とか生きているうちにオリンピックをその目で見たい」という声を良く聞きます。 前回、1964年に開催された東京オリンピック、私はまだ生れていませんでした。その前回大会の開催を実際に体験されている皆さんです。当…
最近、親から実家を相続された方からのご相談が増えています。一昔前に比べ現在では核家族化が進んでいますので、相続の時点ですでにマンションなどを購入して持家があり、相続した実家には住まないのでどうすれば良いか?というお話を良く聞きます。 このようなケースで、子供が非同居で持家ですと、「小規模宅地特…
ご夫婦で老人ホームに入居されて、入居時に、ご主人の預貯金や、ご主人名義の自宅を売却したお金で入居金を支払いその後ご主人がお亡くなりになった場合のお話です。 このようなケースで、ご主人の支払った入居金が生前贈与にあたると税務当局に認定され国税不服審判で争った事例があります。 そのケースでは「施設…